バイタルネット採用情報

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キャリアモデル

仙台中央支店所属

係長 前川 康子 Yasuko Maekawa

2006年4月入社

東北学院大学 文学部卒

お得意先との長いお付き合いを通じて、密な人間関係を築きあげつつ、「在宅リエゾン」として、新しい取り組みに挑戦中。

現在の業務内容について教えてください

医薬品の営業担当(MS)です。仙台市内の開業医や薬局を40軒ほど担当しています。先日仙台中央支店に異動したのですが、入社してからずっと南仙台支店にいて、担当エリアもほとんど変わらなかったので、お得意先とは長いお付き合いをさせていただいていました。

バイタルネットに入社したキッカケを教えてください

学生のころ就職したいと思っていたのは、旅行系、出版系など割と学生がイメージしやすい業界でした。バイタルネットは、たまたま大学の就職課で見つけた、正直なところ「あまり良く知らない」会社でしたが、ゼミの教授からは、「あなたは自分の足で開拓していくことに向いている」と言われたこともあって、自分に向いている仕事かもしれないと思って就職しました。そんな経緯ですが、かれこれ10年以上勤務していますので、今思えば、出会うべくして出会った会社だったのだと思っています。

―入社してから、これまでの歩みを教えてください。

1年目~

悩んでも先輩に助けられた新人時代

入社して半年後から営業担当になって、あっという間に月日が流れていく感じでした。

私は文系の出身ですが、医薬品の知識は、社内の研修などでどんどん吸収することができたと思っています。当時は自分でノートにまとめたりもしていました。

知識を吸収するという点では良かったのですが、営業の業務が全て順調だったわけではありません。2年目ともなれば一人でやらなければいけないことがどっと増え、忙しくなりました。根が真面目なもので(笑)色々悩むことも多かったことを覚えています。

そんなときは、先輩が助けてくれていました。声かけてくれたり、飲みに誘ってくれたりして何かと助けてもらっていましたね。

もちろん嬉しいことも沢山ありました。自分が紹介した薬を、得意先に初めて買っていただいたことは今でもはっきり覚えています。

4年目~

お得意先との信頼関係を築き、成果につなげる

MSになって4年、この頃になると、仕事にも慣れてオンとオフの切り替えが上手にできるようになってきたと思います。気持ちの余裕が出てきた感じです。

お得意先の先生方との距離もだいぶ近づいてきて、きちんとコミュニケーションがとれるようになってきました。何か頼まれることも増えてきて、それに応えることで信頼関係を築いていくことができたように思います。

また、私たちは製薬メーカーのMRさんと連携して営業活動を行いますが、同じ歳の女性MRの方と一緒に取り組んでいた薬の販売でかなりの成果を出したことがありました。

誰かと一緒に取り組んで、その活動が実を結ぶという経験ができたことで、チームで取り組むことの大切さがわかった気がします。

9年目~

在宅リエゾンとして、医療・介護の連携を支える

4年目以降は、多少の浮き沈みはありましたが、安定して仕事ができたかなと思っています。反面、ちょっとしたしマンネリ感はありましたね。

転機になったのは、ある製薬メーカーの企画があり、その成果を会社の代表として発表する機会をただいたことです。自分の取組みが評価されるというのはやはり嬉しいことなので、けっこうモチベーションが上がりました。

また、翌年には社内で「在宅リエゾン」の取組みが始まりました。私は新しいもの好きなので、これは面白そうだなと思って、自分でエントリーして選ばれました。

在宅リエゾンというのは、地域の医療・介護をつなぐ役割を担うMSのことで、地域包括ケアシステムの実現をサポートする役割として各地で活動しています。

※地域包括ケアシステム
高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう、地域において医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供できる体制。厚生労働省が構築を推進している。

私の場合は、得意先からの紹介で介護事業所の方と接点をもって、ソーシャルワーカーやケアマネの方を紹介していただいて、地域連携の会を開催してという感じで、ネットワークを広げていく活動をしています。

また、バイタルネットではバイタルケアという介護事業を行うグループ会社もありますので、福祉用具が必要な得意先にはそちらを紹介したりと、社内のネットワークも活用しながら、地域の医療介護連携を支えています。

「在宅リエゾン」になったことで、業務は忙しくなったのですが、新しい取組みなので刺激になりますし、やりがいも増えています。

簡単な業務ではないですが、各地にいる仲間との情報交換しながら、試行錯誤している毎日です。

これまでのキャリアを振り返ってみていかがですか?

会社との出会いもそうですが、人との出会いが私の仕事を支えてくれているように思います。支店には1つ歳上の先輩がいて常に目標にしてきました。先輩のようになりたいと思える身近な目標があったから、ここまで頑張れたのかなと感じています。得意先には困った時に弱音をはける存在の方がいます。その他にも得意先の先生方には随分と育てていただいた感があります。

あとは良い意味で「いいかげん」になったかなと(笑)。色々経験して「良い加減」で仕事ができているということです。

バイタルネットはどんな会社ですか?

仕事をとおして自分自身も成長できる会社と思います。

得意先との関わりは、そのこと自体が自分の成長につながりますし、会社は挑戦する場を与えてくれます。やってみたいことに対して、否定的なことは言わないですし、失敗したとしても、本人だけの責任にしない。「こんなことやりたい」という提案もしやすいです。

会社の雰囲気はアットホーム。家族的で、困ったときは助ける風潮があります。人員のバランスも良い気がします。先輩も同じ年代もいるし、後輩もかわいい。

また、女性でも働きやすい職場だと思います。南仙台支店の場合は、同じ敷地内に保育所もありますし。

ちょうど私の世代あたりからだと思いますが、営業の現場で活躍する女性が増えています。女性がMSを何年も続けるのは、私自身も難しいのではと思っていましたが、現在まで続けることができました。社内全体をみても、この10年で女性MSはあたりまえの存在になってきたと思います。

結婚してもMSを続ける事例もありますし、内勤として働き続けるという事例もあります。周囲の人が優しい職場環境があるので、女性が働きやすいのだと思います。

人材育成について

※所属、役職はインタビュー時のものです