バイタルネット採用情報

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キャリアモデル

仙台支店所属

係長 近藤 純 Jun Kondou

2009年4月入社

東北学院大学 経済学部卒

地域の人の健康に関わる仕事がしたいと考えて入社。
異動や様々なエリアの担当を経て、色々なお得意先に接し提案力の幅を広げている。

現在の業務内容について教えてください

医薬品の営業担当(MS)です。仙台支店で、開業医や薬局を40数軒担当しています。

昨年の7月からエリアが変わって、支店のエリアのなかでは北のほうを担当するようになりました。地域連携にも関わっているので、医療機関だけではなく、介護施設など訪問することもあります。

バイタルネットに入社したキッカケを教えてください

大学時代に野球をやっていて、バイタルネットの野球部と試合をする機会はありましたので、名前は知っていました。また、大学の同級生の母親が勧めてくれたこともありました。その方は物流センターにパート勤務していて、良い会社だよと教えてくれました。

もうひとつ、知人が病気で亡くなったことも医薬品卸を選択した理由のひとつです。命の尊さを感じ、地域の人の健康に関わる仕事をイメージしました。しかし、医師でも薬剤師でもないので、これは無理かなと思いましたが、バイタルネットの就職サイトに「専門的な知識は一切いりません」とあって、これなら入ってから学べると思って試験を受けました。この話は本当で、そんなに簡単ではないですが、知識ゼロからでも大丈夫(?)でした。

―入社してから、これまでの歩みを教えてください。

1年目~

順調なスタートを切った新人時代

最初の勤務地は石巻支店でした。

まずは、商品課で医薬品の出庫業務などを行っていました。先輩より「効能よりも、薬品名とメーカー名を一致させることが先だよ」というアドバイスをうけて、まず名前を覚えることを意識していました。その後、6月から課長の担当先を引き継ぐかたちで営業担当になりました。

はじめは課長と同行しながら仕事のいろはを覚えて行きました。お得意先に一緒に行って、営業車に戻ってきてから話していたことの意味などを色々教えてもらいました。実践、確認の繰り返しだったので、スムーズに仕事内容を吸収することができました。

私の場合、出身が石巻ということもあって、お得意先の皆さんはすんなり受け入れてくれたように思います。比較的順調なスタートでしたが、実は課長がフォローしてくれていました(笑)。元々課長の担当先でしたので、こっそり訪問していてくれたんですね。

仕事の厳しさを痛感したのは年度末の3月、薬価改定のときですね。見積もり作業の細かさ、品目数の多さに唖然としました。薬価改定がこれほど大変なことなのかと、身をもって経験しました。

※薬価改定:厚生労働省が定めた基準に基づき、医療用医薬品の公定価格が改定されること。

2年目~

全てが一変してしまった東日本大震災

医薬品の知識などはまだまだでしたが、MSとしてやることはほぼマスターしてきて、得意先との関係性も良好だったこともあって、成績が上がってきていました。

支店のメンバーにも恵まれ、大学の後輩である三浦君が入社してきたこともあり、仕事もプライベートも楽しく居心地が良いと感じていました。

※三浦さんのインタビューはこちら

しかし、この年の3月11日に東日本大震災が起こりました。私のお得意先は大きな被害を受けてしまいましたので、かなり落ち込みました。

この日を境に仕事は一変しました。通常の営業活動はもちろんできませんので、復旧の手伝いや、自衛隊や避難所などに医薬品を納品するなど、自分ができることをやって過ごしていました。

3年目~

仙台支店へ異動。新規開業先にも関わる

震災から3カ月後、6月から仙台支店へ異動になりました。石巻支店に比べて大規模な支店ですし、最初は担当軒数の多さに圧倒されましたが、「やり方は任せる」と課長に言われていましたので、自分なりに工夫して対応していました。

印象的な出来事としては、新規開業先に関わることができたことでしょうか。石巻支店でも異動前に短期間だけ関わりましたが、仙台支店では新規開業の数も多いので、これまでに数軒関わることができています。やはり新しいお得意先に、はじめから関わって、その中で自分を買ってもらえるというのは嬉しいことです。

8年目~

医療・介護の連携をネットワーク力で支える

地域連携の取組に関わるようになって、業務にちょっとした変化がありました。

地域包括ケアの実現に向けて、私の担当エリアでも多職種連携の重要性が叫ばれていましたが、医師や薬剤師や介護事業者のつながりがあまりないのが現状でした。

ある先生の呼びかけを発端に連携が加速するのですが、この時にバイタルネットの「ネットワーク力」が役に立ちました。多職種連携の会はエリア内での先行事例があり、これを紹介することでどんなことをやれば良いのかイメージしてもらうことができたと思います。また、行政とのパイプは本社で多職種連携を推進する部署や、支店長や課長がつなぐ役割を果たしました。

最初の参加者は少なかったですが、現在は60名ぐらいの医療・介護関係者が参加する会になっています。この会をキッカケに地域の医療・介護が円滑に連携できると良いなと思っています。

バイタルネットではこのような取組を各地で行っていますので、その担当者と情報交換をしながら、切磋琢磨して盛り上げて行きたいですね。

これまでのキャリアを振り返ってみていかがですか?

楽しく仕事ができた9年間でしたね。これは社内外問わず人に恵まれたからと思います。

マンネリ化しそうなタイミングでエリアが変わったり、新規開業の案件に関わったりと何かしらの変化があっことも良かったと感じています。

これからは、仕事のやり方など、後輩たちにも具体的に何か示して教えていかなければと考えています。自分もまだまだですが、先輩方やお得意先に教えてもらってここまできましたので、今度は伝えていくことも意識しなければと思っています。

バイタルネットはどんな会社ですか?

医薬品卸業を通じて、人々の健康を支えているので、地域に貢献したいひとにはピッタリの会社ではないでしょうか。また、やれることの幅が広いので面白味もある仕事です。何かしたいというよりは、何かを学んで自分なりに変えていきたいというひとに向いている会社だと思います。

医薬品業界というと固い仕事という感じがあると思いますが、社内は良い感じで柔軟です(笑)。MSの仕事は飛び込みではなくルートセールスなので、お得意先とじっくり関係性をつくることができます。人付き合いが好きな人には、良い仕事ができる環境だと思います。

あとは、社員を大事にする会社。仕事は頑張っていますが、それだけにならず、家族との時間もきちんととって、充実した毎日を送っています。

人材育成について

※所属、役職はインタビュー時のものです